ヤマケイ登山学校 登山入門「登山を始めたい人、初心者の教科書」

本の感想

こんにちは!

今回は登山初心者、興味がある人におすすめの本を見つけたので紹介します。

ヤマケイ登山学校 登山入門

なぜこの本を読もうと思った?

私は登山を始めようと思い昨年、道具を買いました。

しかし、実際はほとんど登れませんでした。

今年こそは山に登ろうと思ったら、登れそうもない状況になってしまった、、、

富士山のイラスト(四角)

そこで、登山の勉強をしようと思いこの本に出会いました。

それが、

ヤマケイ登山学校 登山入門

佐藤勇介監修

登山の基本から学べる教科書!

登山に興味がある人の悩みとしてこんなことがあるでしょう↓

登山初心者でもっと知識を付けたい!

登山を始めたいけど何から手を付ければいいの?

そもそも登山ってどんなもの?

この本をざっと通読するだけでも、登山についての基礎知識を勉強できて上記の悩みに答えを与えてくれます。

そして、この本に書いてあるを内容を頭に入れて登山に臨めば、成長できること間違えナシです!

この本は6パートに分かれています。

  1. 登山計画
  2. 装備と準備
  3. 山を歩く
  4. 山で止まる
  5. 様々なトラブル
  6. 付録

なので、知りたいことを辞書的に調べることもできます。

一度通読した後はその使い方をおススメします!

初心者
初心者

これから道具を買いに行こう!

となったら、2番を読めばいいし

初心者
初心者

明日はいよいよ日帰り登山だ!

となったら、3,5番を読むといった具合です。

基本を学べ、反復に向いてるので、

登山の教科書

といっても過言ではありません。「ヤマケイ登山学校」出版だし、、、

どんな人におすすめ?

登山初心者、登山をこれから始めたい人

基礎を学べる、登山のスキルアップ

登山中級者、山で宿泊したい人

基礎に立ち返って確認できる、宿泊で丸々1パート使っている

本の概要

6パートからなっていますが、最後のパートは用語集などの付録です。

パート1登山計画

PDCAサイクルのイラスト(横長)

登山をする前に山について理解している必要があります。

例えば、難易度です。

初心者にとっては身の丈に合った山を選ばなければ、事故につながります。

そのため、山の難易度を

技術的要素・体力的要素

2つに分けて合理的に解説しています。

また、2要素を考慮したステップアップ方法も示してます。

そして、山が決まった後、迷いがちな具体的な登山計画の立て方、登山計画書の書き方の解説もあり役に立ちます。

パート2装備と準備

登山靴・トレッキングシューズのイラスト

登山に必要な装備の特性や選び方が解説されています。

そして、準備であるパッキング(詰め方)や食糧計画も図を使っての説明があります。

パート3山を歩く

雪山の登山のイラスト

このパートは実際に登山をする上での歩き方地図の読み方が解説されています。

岩場、鎖場などの難所の通過も写真付きで説明があり、参考になりそうです。

特に初心者にとっては疲れない歩き方が分かりやすく勉強になると思います。

パート4山で泊まる

寝袋のイラスト

山に泊まるうえで重要なテントについてが多くの割合を占めます。

選び方から設営、手入れまで解説があります。

私はまだ初心者なので、ざっと読んで知識を付けた程度ですが、いつかはテントで宿泊したいと夢が膨らみました!

さまざまなトラブル

遭難のイラスト

山でのトラブルって初心者だと意外と意識できてないことが多いんじゃないでしょうか?

または、どんなトラブルがあるか把握出てないのでは?

この章は全員必読です!

トラブルとその対処法が書いてあります。

知ってるか知らないかでは大違いだし、知ってることで気をつけることにもなります。

この本から学んだこと

学んだこと、新しい発見で特に刺さったことを3つピックアップします。

1、山の難易度を知る

green mountain across body of water

先ほど少しいいましたが、山の難易度は

体力的要素・技術的要素

によって決まります。

具体的に

体力的要素

  • 行動時間
  • 累積標高差

技術的要素

  • 岩場、鎖場、はしご
  • 雪渓、沢伝い
  • 迷いやすさ

などです。

初心者の私にとっては単純標高でなく、どれだけアップダウンが激しいかの「累積標高差」が大切ということが勉強になりました。

また、雑誌などの難易度ランクについてこう述べています。

難易度の判断はあくまでも著者(取材者)の主観に基づくものである。

ヤマケイ登山学校 登山入門

本やネットのランクを参考にするのもいいですが、最終的には自分で情報を集めて判断することが大切だと思いました。

そして、実際に登ったらそのズレを考慮すれば、次に山を選ぶのに役立つのではないでしょうか?

2、道具の選び方、重要性

silhouette photo of Herschel backpack

著者は登山装備に求められる条件についてこう述べています。

装備に求められるのは以下の条件だ。

1.丈夫であること。

2.機能的であること。

3.軽量、コンパクトであること。

ヤマケイ登山学校 登山入門

確かに、条件を軽視すると事故につながったり、煩わしさが増したり、疲労しやすかったりします。

ただし、条件の基準を上げるほど価格は高くなるので、悩ましいところです。

初心者は最高級のモデルでなく、ある程度上位の製品をおすすめされています。

また、靴やレインウェアは試着するのが大切といっています。

私は登山靴はお店で試し履きしたのですが、よくよく考えたらウェアもそうすべきだったと後悔しています。

3、疲れない歩き方

photo of man climbing mountain

登山は1日に莫大な歩数を歩くので、変な歩き方だとすぐ疲れてしまいます。

でも、正しい歩き方をマスターすれば、ちりつもでかなりの労力をカットできます。

フラットフッティングが大切です。

フラットフッティング=足裏全体をほぼ同時に置くこと、鉛直方向に体重をかけること

スリップを防ぎ、筋肉への負担を軽減します。

感想

入門書なだけあって基礎的なことがうまくまとめられています。

情報が多すぎず、必要なことだけ書かれています。

また、写真や図が多くので読みやすく、初心者でも理解できる内容となっています。

この本を山にもっていきたいくらいですが、荷物が増えるので止めておきましょうw

kindle版があるので、スマホに入れて持っていくのはアリです!

見た目は↓でサイズはB5と少し大きめ。

登山入門 (ヤマケイ登山学校)

価格:1,980円
(2020/4/21 22:25時点)

この本を読んで何をすべき、どう生かせる?

もちろん、登山に向けての計画を立てて登山に行くべきです!

今はいけないですが、行けるようになった時のためにこの本で知識を付けて登りたい山の計画を立てましょう。

そして、実際に登るときが来たら歩き方など実践あるのみです!

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