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私立文系の数学受験で地獄を見た話、1年でやっとマーチレベル

この記事では数学受験の体験談、数学受験=有利といわれがちな意見に対して感じたギャップを書いています。

今、私立文系で数学受験にするか迷っている方の参考にしていただけたらと思います。

すでに、数学受験に決めて頑張っている方も私と同じ失敗を起こさないように反面教師にしてください。

でも、数学受験はハマれば一気に合格が近くなります。

数学受験の体験談

一つ前提で、

私は英国数で受験したので、英国社で受けた人と比べることはできません。数字上で数学が有利でも、実際やってみないと分からないので一つの意見を鵜呑みにしないでください。

英国数で1年勉強し、浪人で英国社でやったとかならどっちが有利とか言えますが。

なぜ数学受験を選んだのか

もともと、1年生の前半は理系を志望していました。

理由はIT系ってかっこいい!理系って稼げるらしい!とかで深い理由はありませんでした。

しかし、1年生でやった化学基礎で挫折してしまい。理系に行くことを諦めます。

それでも、数学は苦ではなく、文系でも数学で受験できることを知って、2年生で数学2・Bを受けます。選択肢を広げるため世界史Bも受けました。

2年生で私立文系に行くことは決めていたのですが、世界史か数学どっちで受験するかは迷っていました。

世界史は5月までは内容的に面白かったのですが、テストが迫って勉強していてあまり楽しくないと感じます。

一方、数学はテスト勉強でやっていて嫌になりませんでした。

その結果、自分は数学のほうが向いているなと安易に判断して、数学受験で行こうとなんとなく思いながら過ごします。

偏差値34からのスタート

私が受験勉強を意識始めたのは高2の1月頃です。12月にセンタープレを受けて数学が

1A:21点、2B:9点 

偏差値:34

とヤバメな成績をたたき出します。真剣に受けてこれです。

勉強は定期テスト前しかやらなかったので、当然の結果かもしれませんが、少しショックを受け勉強しなきゃと思い始めます。

でも、少しは勉強するようになりますが、本格的に始めたのは部活を引退した6月ごろです。

数学は英語と同じ程度に多くの勉強時間を割きました。

しかし、1回目2回目3回目の模試すべてで偏差値は40後半~50前半で65点を超えることがありませんでした。

私の勉強法は問題集のいわゆる「パターン問題」の解法を何度も解いて覚えるものです。

使った問題集は基礎問題精講、文系の数学(赤)、重要問題集(文型)です。前二つはわりとしっかりやりましたが、3つ目は中途半端に終わりました。

結局センター試験本番も1Aが61点、2Bが59点と模試と同じような結果になってしまいました。実力相応です。(全体8割でセンター利用全落ち)

そこから、英語にも助けられ日東駒専を3勝0敗マーチを3勝4敗で受験を終えます。

数学受験が有利な理由←感じたギャップ

1、得点調整で有利

得点調整については詳しく理解する気になれませんでしたが、ざっくりまとめると

「数学は平均点が低く平均を超えれば有利」

これは超できる人には有利に働くけど、そこそこの人は恩恵を受けにくいと思います。

結局はしっかり勉強しろって話です。

2、教科書の章末問題レベル

そもそも、 マーチの中でも大学や学部によって難易度はかなり開きます。

私が使ってた教科書が簡単すぎたのかもしれませんが、もちろん全部が章末レベルではないです。一概には言えませんがマーチなら多くて半分程度です。

しかも、難しい問題ほど配点が高いので、得点換算したらもっと下がります。

裏を返せばそこを得点できれば、平均点には乗り得点調整でも不利にはなりません。

3、ライバルが少ない

学部によってバラつきはありますが、私立文系で数学を選択する生徒は10%程度です。

でも少ない=受かりやすいではありません。

少ないと言っても、文転した人や、国公立併願の人も受けます。

また、数学に自信がないから地歴で受験するわけで、ライバルは数学には自信があってある程度のレベルの人間なのです。

大学に入ってみて数学受験の友達の話を聞くと、国立志望と元理系が多いのも事実でした。

4、パターン問題の暗記でマーチは合格点を取れる

正直ここが一番伝えたいことです。

合格点をおおよそ個別日程で65%と考えると、それは

大門が3つあったら各大門で(1)~(3)の(2)まで完答、(3)は途中点をもらうイメージです。

1年勉強した私が見たことないパターンが大門3つで出た試験もありました。

生半可な網羅では痛い目を見ます。

私は実際、前半に3日連続試験の時があって数学がどれも5割も取れず

「このまま数学のせいで全落ちかも」と焦りを感じました。

でも、大門2つを完答できた日とかは合格を確信してました。

ある程度のレベルまで仕上げれば数学は心強いパートナになるのです。

5、満点狙える

このあたりが良く言われるイメージがあります。

満点を狙えるのは全ての大門の類似したパータン問題をやっていて、パっと解法が思いつくときです。

初見の問題で解法が素早く思いつかないと、数学は意外と時間がシビアなので満点は厳しいと思います。

しかし、網羅しているパータン問題が多ければ合格にぐっと近づくのです。

私のベストはマーチで2完答、1半答です。(そこは合格)

2年あればマーチは合格点安定(1年でも可)

私の1年やった感じからするともう1年続ければ、マーチならどこでも安定して合格点を取れる自信があります。

なので、文系マーチで数字を安定した得点源にしたい方は最低で高2から始めましょう。

日東駒専なら過去問をやった感じでも1年で合格点を取れるレベルまで行けます。

高3の人もあきらめないでください。私も1年で合格しているので勉強さえすれば、いくらでも可能性はあります。

まとめ

・生半可な気持ちで私立文系の専願を数学で受けないほうが良い。

・真面目に取り組めばマーチは2年で合格点安定。私のように1年で合格する可能性もある。

・個人的に英語のほうが伸びるし重要なので、そっちを優先したほうがいい。

スラスラ解いて志望校に合格しているのをイメージしてがんばりましょう!

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英語についての記事も書いたので、ぜひご覧ください!